雨芳恋歌 センセイ。わたし、もうオトナだよ……
主要スタッフの退社などでごたごたしていたキャラメルボックスのサブブランドのデビュー作品で、それまでのブランドイメージとはかけ離れたエロ重視の作風。結構前に書き上げていたのに更新わすれてましたわ。
イントロダクションだけみると情念系のような印象を受けもするのだが、実際のゲーム内容ではそんなことはない。序盤早々(体験版部分)の時点で夏恋との関係が渚にバレてヤってしまうのだが、そこから主人公の寵愛を奪い合うようなドロドロな展開になることはなく、昼間(学校)では渚と、夜(旅館)では夏恋と関係を結ぶ双方合意の上でのハーレム展開を早々に構築。以降それを蒸し返すことはなく、思う存分きゃっきゃうふふギシギシアンアンを楽しめます。渚とのエロシーンを見てしまった夏恋が、嫉妬に燃えるのではなく発情して迫ってくるというシチュエーションが今作品のスタンスを象徴している。
エロとエロの合間に日常シーンが挟まっているという構成でムダにスキップを多用する必要も無いし、この手のネタの定番である「教え子との関係が学校にバレてうんぬん」みたいなこともない(つか教頭先生も黙認状態)安心設計。拍子抜けといえなくもないが、抜きゲーで中途半端にシリアスな要素を持ち込んでも失敗に終わることが多いのでこれは英断だろう。
攻略キャラ2人だけというのは普段ならばネガティブ要素であるが、今回についてはそれが全く問題にはならない。つーか夏恋さんのキャラ立てがとにかく最高。ロングヘア美人で世話焼きで気が利いてノリが良くてエロに積極的でM気質で声が遠野そよぎとか、文句が付けようがないくらいにパーフェクト。あとホットパンツから伸びた足が思わずぺろぺろしたいくらいに色っぽい。
普段はともすれば主人公を尻に敷いている世話焼き女房な風情の夏恋さんが、夜になると“女”の顔をあらわにして、苛めてオーラをプンプン振りまきながら発情して迫ってくるというそのギャップが最高にエロい。雨が降り止まない夏の海辺の田舎町の、むせ返るような夏の暑さと雨の匂いと塩気混じりの湿気が入り交じった空気の延長線にある、部屋に充満した体臭と精液と愛液の匂いが今にも匂ってきそうなエロス。そんな純愛エロゲらしからぬ生っぽいエロチシズムを感じさせながらも、可愛いクロサキ絵と遠野・野神両名の演技がベースにあるからキャラ萌えの軸は微塵もブレていないのがポイント。
あと、曲数こそ少なめだが音楽がとても良くて、これも本作独自の空気感の構築に成功している……と思ってあらためてクレジットを見てみたらFunczion SOUDNSで主題歌はMarica嬢じゃねーか。そりゃ悪くなりようがねえわな。
エロのシチュエーション的には、渚は以前からべた惚れだし夏恋もレイプ同然に犯されたのに骨抜きにされているし両者とも処女を主人公に奪われているしということで、主人公の方が精神的上位に立った上での攻めがメイン。夏恋はフェラにおっぱいに奉仕プレイ多め、渚はアナル攻め強化しての快楽調教多めとシチュエーションを振り分けて差別化を図っている。
フルプライスのタイトルとしては攻略キャラは2人のみで回想枠もそう多くはないものの、描写の尺は十二分に取っているし、言葉責め・ピンポイント重点攻撃・淫語(おちんちんおまんこおっぱい程度で軽めだが)を織り交ぜたねちっこい前戯でトロトロに溶かされたヒロインの痴態が素晴らしくエロいので実用性は十分。軽度のアヘ顔というか、快楽に翻弄されて視線は虚ろで口は呂律が回らずヨダレだらだら垂れ流しというイキ描写が多いのは個人的にはかなり評価が高い。ヒロインがそんな状態でも攻めっ気が強い主人公は追い打ちを掛けるようにガンガンと攻め立ててくれるんで、あ゛あ゛あ゛あ゛らめぇいきましゅ~てな具合の連続絶頂もかなりの頻度で拝めるのが素晴らしいです。アヘ顔つってもそこまでキツめではなく、キャラの可愛さを保った上で崩しているギリギリのラインだから拒絶反応を起こす人も少ないだろう。
ただ苦言を呈すならば、もうちょっとエロのシチュエーションに拡がりが欲しかった気もする。キャラ毎にエロシチュに偏りを持たせたことが、逆に広がりを縮める役割となってしまったようにも見えるし、日常→エロへのシフトが多かったからか服装バリエーションは少なめ。ヒロインを極度に虐めるようなシチュエーションがないから仕方がないが、アブノーマルなプレイは控えめな傾向だったのも残念だ。
そのエロスを引き立てているのは本作が目を惹く大きな要因ともなっているグラフィック。クロサキ氏が、肉感的かつ蠱惑的でありながらもキャラ萌えの可愛さは崩していない絶妙にエロかわいい原画を描ける人だったと見抜いていた人は少ないだろう。おっぱいが乳袋を取っつけただけに見えることが何度もあるし、時たま酷く崩れたCGがあるが、その程度はこのエロスの威力の前にはさしたる問題にはならない。このエロさを下支えしているのは肌の色や液体の質感を重視した塗りで、今までのキャラ箱の方向性とはかけ離れているが作品にはとてもマッチしている。多分これが従来の萌えゲー風のアニメ塗りだったら台無しだったであろう。
和姦志向でエロが濃い作品となると、エロコメ寄り(かぐやBYとかメイビーとか)になるか、快楽調教・ヌル凌辱チックなものになるか、キャラ萌えメインで+エロみたいなのか、ロープライスにありがちな属性一点張りのフェチ系統(孕ませとか)になるのがが大方であるが、そこで可愛い系の絵柄・顔立ちなのにエロは激しくガンガンやってます汁飛びまくりですみたいな路線というのは、エロ漫画あたりでは結構見かけるんだけどエロゲではありそうでなかったライン。キャラ萌えゲー+エロみたいな体裁ではちと物足りないし(まあ喰うけど)、ギャグに見えてしまうくらいに異次元クラスに突き抜けたエロは(ダメとは言わんが)ちょっとなぁ……と思ってしまう自分のような手合いにとっては今作品はジャストなバランス。そんなスイートスポットに綺麗にボールを投げ込んできた和姦抜きゲーの秀作でした。
「クロサキ原画でイキ描写多め(軽度のアヘ顔あり)」「ロングヘアでおっぱい大きくてエロいお姉さんは正義」「残念美人な遠野そよぎマジ最高!」「イキまくって語尾が怪しくろれつが回らなくなっちゃうシチュ大好物です」というあたりでにピンと来るならショップにダッシュすべし。体験版とWebサイトのプレイアブルデモの“売りとなる要素の打ち出し方”は振り返ってみれば極めて的確だったので、それらに反応したなら買って損はしないはずだ。アクティベーション有りとか攻略キャラが少ないとかってことはこの際たいした問題にはならない。個人的なローテーション頻度は極めて高いですよ、ほんと。
主要スタッフの退社などでごたごたしていたキャラメルボックスのサブブランドのデビュー作品で、それまでのブランドイメージとはかけ離れたエロ重視の作風。結構前に書き上げていたのに更新わすれてましたわ。
イントロダクションだけみると情念系のような印象を受けもするのだが、実際のゲーム内容ではそんなことはない。序盤早々(体験版部分)の時点で夏恋との関係が渚にバレてヤってしまうのだが、そこから主人公の寵愛を奪い合うようなドロドロな展開になることはなく、昼間(学校)では渚と、夜(旅館)では夏恋と関係を結ぶ双方合意の上でのハーレム展開を早々に構築。以降それを蒸し返すことはなく、思う存分きゃっきゃうふふギシギシアンアンを楽しめます。渚とのエロシーンを見てしまった夏恋が、嫉妬に燃えるのではなく発情して迫ってくるというシチュエーションが今作品のスタンスを象徴している。
エロとエロの合間に日常シーンが挟まっているという構成でムダにスキップを多用する必要も無いし、この手のネタの定番である「教え子との関係が学校にバレてうんぬん」みたいなこともない(つか教頭先生も黙認状態)安心設計。拍子抜けといえなくもないが、抜きゲーで中途半端にシリアスな要素を持ち込んでも失敗に終わることが多いのでこれは英断だろう。
攻略キャラ2人だけというのは普段ならばネガティブ要素であるが、今回についてはそれが全く問題にはならない。つーか夏恋さんのキャラ立てがとにかく最高。ロングヘア美人で世話焼きで気が利いてノリが良くてエロに積極的でM気質で声が遠野そよぎとか、文句が付けようがないくらいにパーフェクト。あとホットパンツから伸びた足が思わずぺろぺろしたいくらいに色っぽい。
普段はともすれば主人公を尻に敷いている世話焼き女房な風情の夏恋さんが、夜になると“女”の顔をあらわにして、苛めてオーラをプンプン振りまきながら発情して迫ってくるというそのギャップが最高にエロい。雨が降り止まない夏の海辺の田舎町の、むせ返るような夏の暑さと雨の匂いと塩気混じりの湿気が入り交じった空気の延長線にある、部屋に充満した体臭と精液と愛液の匂いが今にも匂ってきそうなエロス。そんな純愛エロゲらしからぬ生っぽいエロチシズムを感じさせながらも、可愛いクロサキ絵と遠野・野神両名の演技がベースにあるからキャラ萌えの軸は微塵もブレていないのがポイント。
あと、曲数こそ少なめだが音楽がとても良くて、これも本作独自の空気感の構築に成功している……と思ってあらためてクレジットを見てみたらFunczion SOUDNSで主題歌はMarica嬢じゃねーか。そりゃ悪くなりようがねえわな。
エロのシチュエーション的には、渚は以前からべた惚れだし夏恋もレイプ同然に犯されたのに骨抜きにされているし両者とも処女を主人公に奪われているしということで、主人公の方が精神的上位に立った上での攻めがメイン。夏恋はフェラにおっぱいに奉仕プレイ多め、渚はアナル攻め強化しての快楽調教多めとシチュエーションを振り分けて差別化を図っている。
フルプライスのタイトルとしては攻略キャラは2人のみで回想枠もそう多くはないものの、描写の尺は十二分に取っているし、言葉責め・ピンポイント重点攻撃・淫語(おちんちんおまんこおっぱい程度で軽めだが)を織り交ぜたねちっこい前戯でトロトロに溶かされたヒロインの痴態が素晴らしくエロいので実用性は十分。軽度のアヘ顔というか、快楽に翻弄されて視線は虚ろで口は呂律が回らずヨダレだらだら垂れ流しというイキ描写が多いのは個人的にはかなり評価が高い。ヒロインがそんな状態でも攻めっ気が強い主人公は追い打ちを掛けるようにガンガンと攻め立ててくれるんで、あ゛あ゛あ゛あ゛らめぇいきましゅ~てな具合の連続絶頂もかなりの頻度で拝めるのが素晴らしいです。アヘ顔つってもそこまでキツめではなく、キャラの可愛さを保った上で崩しているギリギリのラインだから拒絶反応を起こす人も少ないだろう。
ただ苦言を呈すならば、もうちょっとエロのシチュエーションに拡がりが欲しかった気もする。キャラ毎にエロシチュに偏りを持たせたことが、逆に広がりを縮める役割となってしまったようにも見えるし、日常→エロへのシフトが多かったからか服装バリエーションは少なめ。ヒロインを極度に虐めるようなシチュエーションがないから仕方がないが、アブノーマルなプレイは控えめな傾向だったのも残念だ。
そのエロスを引き立てているのは本作が目を惹く大きな要因ともなっているグラフィック。クロサキ氏が、肉感的かつ蠱惑的でありながらもキャラ萌えの可愛さは崩していない絶妙にエロかわいい原画を描ける人だったと見抜いていた人は少ないだろう。おっぱいが乳袋を取っつけただけに見えることが何度もあるし、時たま酷く崩れたCGがあるが、その程度はこのエロスの威力の前にはさしたる問題にはならない。このエロさを下支えしているのは肌の色や液体の質感を重視した塗りで、今までのキャラ箱の方向性とはかけ離れているが作品にはとてもマッチしている。多分これが従来の萌えゲー風のアニメ塗りだったら台無しだったであろう。
和姦志向でエロが濃い作品となると、エロコメ寄り(かぐやBYとかメイビーとか)になるか、快楽調教・ヌル凌辱チックなものになるか、キャラ萌えメインで+エロみたいなのか、ロープライスにありがちな属性一点張りのフェチ系統(孕ませとか)になるのがが大方であるが、そこで可愛い系の絵柄・顔立ちなのにエロは激しくガンガンやってます汁飛びまくりですみたいな路線というのは、エロ漫画あたりでは結構見かけるんだけどエロゲではありそうでなかったライン。キャラ萌えゲー+エロみたいな体裁ではちと物足りないし(まあ喰うけど)、ギャグに見えてしまうくらいに異次元クラスに突き抜けたエロは(ダメとは言わんが)ちょっとなぁ……と思ってしまう自分のような手合いにとっては今作品はジャストなバランス。そんなスイートスポットに綺麗にボールを投げ込んできた和姦抜きゲーの秀作でした。
「クロサキ原画でイキ描写多め(軽度のアヘ顔あり)」「ロングヘアでおっぱい大きくてエロいお姉さんは正義」「残念美人な遠野そよぎマジ最高!」「イキまくって語尾が怪しくろれつが回らなくなっちゃうシチュ大好物です」というあたりでにピンと来るならショップにダッシュすべし。体験版とWebサイトのプレイアブルデモの“売りとなる要素の打ち出し方”は振り返ってみれば極めて的確だったので、それらに反応したなら買って損はしないはずだ。アクティベーション有りとか攻略キャラが少ないとかってことはこの際たいした問題にはならない。個人的なローテーション頻度は極めて高いですよ、ほんと。
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