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『ラブラブル ~lover able~』 コンプリート

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ラブラブル~Lover Able~ 初回版(SMEE) (18禁)- Getchu.com
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「ヒロインと恋人になってイチャラブする、キャラクター重視のゲーム」というコンセプトを掲げたSMEEの3作目。絵柄が気に入ったのと体験版が好感触だったので購入したのだが、甘いイチャラブをメインに押し出しているだけあって、とにかくヒロイン勢がみんな可愛い。立ち絵が可愛いイベントCGが可愛い声が可愛い性格が可愛い反応が可愛い。あまりの可愛さに臆面もなく「全員俺の嫁!」と叫びながらダッシュしたくなるくらいに可愛い。砂を吐きそうないちゃいちゃシーンをプレイしている自分の姿は、きっと酷い顔面崩壊を起こしているだろうから怖くて誰にも見せられませんわ。みんな可愛くて甲乙付けがたくはあるのだけれど、個人的には小悪魔だけど可憐な天使である花穂と個別ルートに入ってからの遠野そよぎボイスの破壊力が無双すぎたつぐみが特に好き。
ストーリーラインに見るべきところは無いのだけれど、全体的に明るく元気が良い展開で、プレイヤーのストレスが溜まりにくい設計にしていることは美徳と言っても良いだろう(実妹攻略の花穂ルートなんかは、捌き方次第ではかなり鬱々としたものになってしまっていたはず)。そして、凝った物語展開ではないことが、逆に個々のイチャラブなシチュエーションの耐用性を高めているような気もしてくる。つーか髪型や私服の組み合わせを変えて再プレイしても、全然プレイの新鮮さ・楽しさが薄れないってどういう事なのさ。
それから、話を進めていくなかでヒロインと恋愛関係になった影響でヒロインの外見や性格を変えてくる演出(このブランドの前作「らぶでれーしょん」でも採用していたらしいが未プレイ)は、細かいことだがとても効果的で上手だと思った。これはヒロインの変貌ぶりが破壊的なまでに可愛いのもさることながら「自分がプレイした影響でヒロインが更に可愛く変わっていく」ことがプレイヤーとしての大きな達成感・征服感に繋がっており、とても気持ちが良い。

そんな可愛すぎるヒロインに相対する主人公のキャラ造形もなかなかしっかりしていて、適度にバカだけど締めるところは締めるというある種の古典的なキャラ立てではあるものの、思考および行動原理がしっかりしているので好感が持てるし感情移入をしやすい。そして、ヒロインの可愛さに対して「可愛い!」「萌える!」とうるさいくらいにストレートに反応してくれるのが気持ち良い。ヒロインと仲良くキャッキャウフフしたいのに、モニタの前の主人公が(さしたる理由も無いのに)うじうじグダグダとやってるのを眺めている時のプレイヤーのストレスは筆舌に尽くしがたいだけに、それを巧妙に排除した造形にしているところは極めて高く評価したい箇所だ。

エロシーンは個別に切り出してみれば特筆すべきものはないのだが、ラブラブ感に溢れた会話の遣り取りと声優さんのハチミツをぶっかけたような甘い演技が興奮をかき立ててくれるため、実際の質量以上に実用性は高い。水着とかブルマとかレストランの制服といったコスプレ的なシチュエーションを盛り込んでいることも嬉しい&実用性の向上に寄与しているし、なによりみんなおっぱいが大きいのが最高だ。豊満ではない(婉曲的表現)と作中で言われているつぐみですらわりとおっきい感じに描写されているのがいいね。


ただまあ、不満点もある。たとえばCG。塗りは概ねしっかりしているが原画のクオリティに幅があって、ガッカリさせられるような構図がけっこう見られるのはとても残念(ただ、これ以上にレベルが上がって洗練されると、それに伴って失われる魅力も多くあるというギリギリのラインなのかなと思わないでもないが)。それから、キャラ毎のリソース配分の拙さ。「理想の嫁を探し出す」ツールとして機能しているこのゲームで、キャラ間の待遇の不平等を作ってしまうのはもっともやってはいけないことではなかろうか。具体的には「なんでさつきだけCG・回想枠が明らかに少ないんだよオラ」ということなんですけどね。

それから構成について。共通ルートから個別ルートに入った途端、助走無しで一気にブーストして恋人関係になってしまって、常時ダダ甘の展開が延々と続くというのはちょっとどうかなと思った。「徹底したイチャラブ」というメインコンセプトからは外れてしまうのかもしれないが、もうちょっとゆっくり加速して欲しいというか、勿体付けて欲しかった。ただでさえ可愛いヒロインと好感が持てる主人公なんだから、くっつくかくっつかないかの友達以上恋人未満な微妙な期間の、胸の高鳴りとかドキドキとか上手くいかない逡巡とか、そういう甘酸っぱい描写が見たかった。そのほうが本格的にくっついてからのラブラブ描写が引き立ったんではないだろうか。


まあそんな感じで不満を上げたらきりがないし、狙いを集中させたがゆえの脇の甘さを追求しようとすればいくらでも可能ではある。「プレイ後になにも残らない」という反論も正しい。……んだけれど、プレイしている最中の高揚感・多幸感の凄まじさゆえに、そのような瑕疵には目を瞑ってしまおうと思わされてしまうのよな。確かに女の子といちゃいちゃする“だけ”のゲームではあるのだが、コンセプト外の要素を可能な限りそぎ落として、プレイヤーがヒロインとのイチャラブに集中できるように心を砕いた上で、ヒロインの魅力を一点集中の破格の突破力で持って作られてしまっては屈服せざるを得ない。白旗ですわ。
何が凄いかって、Game-Styleの開発者インタビューで語られている作品の訴求ポイントについては、かなりのレベルでクリア出来ているということ。これはつまり、企画の根っこをブレさせず開発者の狙い通りの「ザ・ギャルゲ―」な内容のものに仕上げてきているということで、素直にすげぇことだと思うのですよ。HOOKのサブブランドということでSMEEにはあまり良い印象を抱いていなかった(というか今までほとんど眼中に無かった)のだが、過去作も気になってきたので機会があったら遡ってみようかと思う。当然次回作は指名買いの方向で。
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