オリジナルショートストーリームービー
ルサルカ・シュヴェーゲリン役 木村あやかコメント
先日終了したカップル人気投票の結果を受けて、ランキング1位であるロートス・ライヒハートとルサルカ(アンナ)・マリーア・シュヴェーゲリンのカップルのオリジナルショートストーリーが公開された。
(以下、オリジナルSS・ボイスドラマ「Zwei Wirklichkeit」・『Dies irae ~Acta est Fabula~』本編の致命的なネタバレを含みます。閲覧注意)
なんという真ヒロイン。
いくら「幸せをくれてやる」と正田が言ったとしても運命改変や設定捏造といったアプローチには持っていかないだろうとは分かってはいたが、こういう方向で来るか……。蓮は泥濘(水底)より生まれいづるという例の格言をそのまま持ってくるとは思わなかった。そして何気に玲愛ルートED後の「蓮と玲愛の結婚式」が舞台ということで一応先輩大勝利ルートであることも判明…したけれど、全然嬉しくねーぞおい(苦笑)
1ページ目は空回りしまくってテンパるアンナちゃんも新鮮で可愛いんだが、それ以上に「勃たねえんだけど、俺」だの「おまえ、リザの声真似とかできる? あれ、すごいエロくて目ぇ閉じて聞けばガチ燃えすると思うんだけど」なんて酷すぎる発言を繰り返すロートスさんオンステージすぎて笑いをこらえるのが大変だった。というかロートスさんはミハエルのことが好きすぎだろう。アンナちゃんの恋敵はミハエルであることは確定的に明らか。ミハエルにはカウントダウンボイスのイメージが残ってるんで、引き締まった痩躯の美丈夫が「ところで俺のアハト・アハトを見てくれ。こいつをどう思う?」「すごく…8.8cm戦車砲です…」とか言い出しかねないなとかそんなクサレた妄想が頭を離れませんよどうしてくれるんですか。ルサルカも「夜のティーガー」なんて妄言吐いてるしさあ……。こんな気の置けない戦友(カメラード)同士だったのなら、そりゃー本編でもマキナが蓮にあれだけ執着するわなー(これはBL的な意味合い無しで)と妙に納得してしまった。そして同時に、そんなロートスとミハエルが、どのような魂の遍歴の末に蓮とマキナに分かたれたのかが知りたいと強く思った。やっぱり俺は蓮×ロートスやロートス×マキナのストーリーで魔城決戦が見たかったよ。
他のキャラとしては、ババトリスはもっと自重しろというか(笑)。このままじゃ絶対いつか戒兄さんが押し切られてアーッ!なことになってしまいそうで怖い。……でもふと気付いたんだけれど、家系図の上では曾孫である藤井連とアンナが精神的に結婚式を挙げようとしているのと実は大差ないんじゃないのかこれ。それを口に出すか出さないかという違いだけで。それから、本編玲愛ルートでの悲しすぎる喧嘩を見た後では、蓮と司狼が(自らの自滅因子として分ち難く結びついているのではなく)ふつうの親友関係を築き上げているっぽいのも嬉しかった。
ストーリーの最後のシメをムービーで見せるというのはとても良かった。スタッフ頑張りすぎ。そしてGユウスケは神レベルに良い仕事をしすぎ。満面の笑顔のアンナも良いが、手を差し伸べるロートスの姿がとても良かった。完敗です。
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