別冊花とゆめで、羅川真里茂の連作短編『朝がまたくるから』の新作が掲載されていたので読んだ。前回の物語がわりとハッピーなものだったけれど、今回は1話と同様に重めの話。今売られている月刊少年マガジンに掲載された『ましろのおと』もそうだが、物語の筋そのものはそう奇抜なものではないのに構成の上手さでつい読み込まされてしまう手妻はさすがの一言。
ただ、当初からそこまで上手だったという訳ではなく、『赤ちゃんと僕』の連載中にグングンと力量を上げていったという印象が強い。赤僕の両親の馴れ初め(本当に良いエピソード!)を単行本1巻分くらい掛けて描いたあたりから、今の作風に繋がっていったという印象がある。
彼女はかつてJUNEに投稿していた経歴があるそうだが、確かに彼女の作品にはどこか“初期JUNE”を思わせる影があって、しかしそれだけで終わらせないポピュラリティも兼ね揃えていて、そこがたまらなく好きなところだ。『ニューヨーク・ニューヨーク』などはその極みだろう。
羅川さんは『しゃにむにGO』完結以来ちょっと大人しかったけれど、『いつでもお天気気分』の連載開始に月マガでの連載と、最近は良い話ばかりで嬉しい。
ただ、当初からそこまで上手だったという訳ではなく、『赤ちゃんと僕』の連載中にグングンと力量を上げていったという印象が強い。赤僕の両親の馴れ初め(本当に良いエピソード!)を単行本1巻分くらい掛けて描いたあたりから、今の作風に繋がっていったという印象がある。
彼女はかつてJUNEに投稿していた経歴があるそうだが、確かに彼女の作品にはどこか“初期JUNE”を思わせる影があって、しかしそれだけで終わらせないポピュラリティも兼ね揃えていて、そこがたまらなく好きなところだ。『ニューヨーク・ニューヨーク』などはその極みだろう。
羅川さんは『しゃにむにGO』完結以来ちょっと大人しかったけれど、『いつでもお天気気分』の連載開始に月マガでの連載と、最近は良い話ばかりで嬉しい。
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