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『Dies irae ~Acta est Fabula~』 TECH GIAN & PUSH!! 収録体験版

本日発売のTECH GIANPUSH!!に、『Dies irae ~Acta est Fabula~』の専用体験版が収録されていた。
だが、本編の内容は既に公開されているWeb体験版の内容と変わっておらず、3章(首狩り魔事件終了)までしかプレイ出来ない。何が専用なんだろうと調べてみたら、以前に書いた3章終了後のメルクリウスの語りによる予告デモのところ、テロップと一部音声データだけが隠しで収録されていたベアトリスとルサルカのプレビューが、玲愛(黄金の礎)の次に追加されているようだ。ちなみに、TECH GIANはベアトリス、PUSH!!はルサルカの内容が収録されている。

凛々しく格好良いベアトリスもいいけれど、ルサルカの慟哭は切なく悲しそうな内容で、あまりルサルカは好みじゃない自分ですらグラグラと来た。これはファーブラ発売後に新装版で下げた評価を取り戻すことが出来るかもしれない。木村あやかの演技にも期待だ。

(以下、『Dies irae ~Acta est Fabula~』専用体験版のネタバレを含みます。閲覧注意)




TECH GIAN収録の体験版ではベアトリスの以下のプレビューが追加されている。

「Briah(ブリアー)――」

剣が、身体が、魂が、戦神の稲妻へと変生する。
それは無明の戦場を照らすため、願い祈った彼女の渇望(ルール)。
血と硝煙に染まった空の下、数多の同胞が道を見失うことなどないように。
敬愛する上官の理想が輝くように。

闇を切り裂く閃光に――英雄たちを栄光(ヴァルハラ)に導く戦乙女になりたい。
その高潔な祈りこそ彼女の創造(せかい)だ。

そう、それこそが本来の――

――戦乙女の再臨に立ち会うか――


そして、PUSH!!収録の体験版ではルサルカの以下のプレビューが追加されている。

「わたし――こんな所で死ねない!」

また置いて行かれる。
誰もわたしを待ってくれない。
そんなのは嫌だ。我慢できない。

「なんでここにいるのかって、言ったよねッ!?」
「怖かったのよ、置いて行かれるのが!
 嫌なのよ、抜かされるのが!」

家族に売られて、牢に入れられ、
あいつに出会って置いて行かれて――

わたしは惨めで、一人きりで、
そのまま死ぬのは嫌すぎたから、本物の魔女へとなったのに――

結局、余計に、誰とも歩けなくなっちゃった。

「わたし、歩くの遅いのよ――!」

みんな、歩くの速すぎるのよ。

「追いつけないなら止めてやろうって、
 そう思ったのよ――文句あるッ!?」

不死創造もスワスチカも、わたし一人で独占して。
生きて生きて生き抜いて、過去の死者も未来も生者も、
残らず追いついたと自覚するまで。

自分は死ねない。

死にたくない。

「だからわたしは、こんなところで――」

――魔女の慟哭に、その耳を傾けるか――

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