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『happy light cafe』 第25回 (『Dies irae ~Acta est Fabula~』情報)

『happy light cafe』 第25回公開

今日の更新に合わせて『Dies irae ~Acta est Fabula~』のOPムービーが公開……される予定だったようだが、どうやら作業が遅れたのか今週の更新には間に合わなかった模様。ラジオでは「放送される時期にはOPムービーが公開されてます」とぶち上げているのにラジオ特設ページでは「すみませんユーザー俺はまた(略)」と謝っているグダグダっぷりは、さすがはlightだと思うほか無し。だがしかし、今まであまりにも順調に進みすぎていて逆に不安だったので、今回の躓きにはむしろホッとしてしまった。この程度のミスならまだネタで笑って済ませられるけれど、もう一度怒りの日が来たら(今度はさしずめ怒りのクリスマスか)生き残れる自信はさすがの自分にも無い。
いちおう今回のラジオで榊原ゆい&与猶啓至コンビが手掛ける新オープニングのタイトルが「グレゴリオ」(聖歌)だということまでは判明したが、どうせだったら主題歌ショートバージョンを先行で公開しても支障はなかったんじゃないかなーとは思った。
また、毎週のプレムービーはOPムービーで一段落して、以降は(本編のイメージを破壊すると噂の)ベアトリスラジオと、クンフトの時にもあった発売直前のカウントダウンボイスに移行するとのこと。プレムービーの煽りの上手さには毎週大騒ぎしていたので一抹の寂しさがあるが、玲愛ルートまで終わらせてしまったから続けるネタを探すのも難しいだろうし(あまり事前にバラされるのも興醒めだし)仕方ないね。

製品仕様まわりでは、ファーブラ初回特典の白本の分量が208ページで確定して、予約キャンペーンが終了。服部が先週あたりから散々予約について煽っていたが、まあそんなアホみたいなボリュームの特典本なんざそう再生産も出来ないだろうし、必死だなとは思うが納得はできる。これでファーブラがちゃんとした出来で今までの評価が覆されたら(それを信じてはいるけれど!)初回版のプチ難民や事前登録キャンペーンを逃した連中が07年版の不手際を持ち出して的外れな非難をするかもしれないなぁ。今でもチラホラそんなこと言ってる阿呆を見かけるし。(まあ、元を正せばlightが悪いのは確かなんだが)
予約キャンペーンが終了したので(ショップに配慮して今まで開始しなかったであろう)オフィシャル通販の特典も告知されたけれど、どうみても抱き合わせの在庫処分です。本当にありがとうございました。
キャラクター紹介ページも更新され、主人公の練炭もとい藤井連と、屑兄さんこと櫻井戒のCVが公開された。蓮は(Web体験版やってりゃ一発で分かるが)ドラマCDやクンフト同様に先割れスプーン。戒兄さんの担当は石川ゆうすけという声優さんらしいが、調べてみると『装甲悪鬼 村正』の主人公役をやってたらしい。ふむ。各所の評判もいいみたいだし、これはむしろ村正の方に興味が沸いてきたな。


さて、今回のゲストは螢&ベアトリス役のかわしまりのとレギュラー化したまゆきD、そして久々にシナリオライターの正田崇が降臨…って正田ァァッ!? まだマスターアップしていないはずなのに、こんなラジオに出る余裕あるのか正田は。シナリオはもう書き終わっているのか。今回のラジオの収録タイミングが恐らく今月前半くらい?で、声優さんの音声収録の真っ最中らしいから問題はないんだろうけれど、奴には前科があるからどうにも信用しきれん。
ラジオの話題についてはMethod of Entryの11/28付けの更新が詳しくまとまっているのでそっちを参考にしてもらうとして(つーか話題ありすぎて書き出すのがかったるい)以下は雑感。

何故かわしまりのがダブルキャストとなったかについて「螢とベアトリスが本編で“交代”するキャラだからだ」とサラッと語られたが、11年前に死亡して“アレ”の中に居るであろうベアトリスがどうやって現界するのかと考えれば妥当な理由付けか。

神父は果たして救われるのかどうかという話題で「黒円卓の連中は魂を売った=自らの欠損を埋めるために悪魔の契約書にサインした時点で死亡フラグ立ってる」「そんな連中が救われる訳がない。地獄に堕ちろ」「だから螢も、救われる過程で一度精神的に死ぬくらいボロクソになっている」とスッパリ断じていたが、たしかに十三騎士団の面子は基本的に(一番の温厚路線のリザでさえも)スワスチカの礎となる一般ピープルなどは塵芥のようにしか見做さない、人として大事な部分が欠落してしまった連中だからな。ただ、連中に「救われて欲しい」「ハッピーエンドになってもらいたい」はあまり思わないのだけれど、物語の都合で歪められたりしない「納得出来る死に様・散り際」であって欲しいなとは願っている。

螢と蓮の対比として、「螢は折れても折れても立ち上がる。戦える手段を持ってるだけで一般人に近い感性」「蓮はどうやっても折れない。ヒーローが行きすぎて精神異常者の領域」という自己分析は面白かった。クンフトにおける蓮はそうそう折れず揺らがず決断が出来る、伝奇バトルものの主役を張るためのライトスタッフを備えた貴重な主人公だったので。
だけど、それを執筆している正田自身が「蓮がそんなに強い(揺れない)のは主人公補正が掛かってるからではないか」と葛藤して、螢に対して蓮が常々語る“死んだ人間を蘇らせようと考えてはいけない”という主義主張は、いざ蓮自身がその立場に立たされた時に守ることができるのか……と考えた結果、まゆきDがドン引きするくらい酷い玲愛ルートでのイザーク地獄巡りツアーになるとは……。というか玲愛ルートのテーマが「絶望」って何ですかイジメですか。さすがは自分の愛=キャラを虐めることだと豪語するだけはある。
自分のシナリオに酔って興奮したり泣いたり憤慨したりと大盛り上がりするってのは、その行き着くところまでいった厨二病な作風と相俟っていかにも“らしい”なあと思うところだけれど、「敵が主人公と闘う時だけショボくならないように(強敵は強いままに)する」とか上述の「主人公の主張が、主役補正で贔屓されているだけなのかを証明する」とか「魂を売り渡した外道には相応の因果応報があるべきだ」とか、(ファーブラが出ていないから現状では推測に過ぎないけれど)実は正田のシナリオはノリだけで書いているように見せつつ「シナリオの都合で整合性をねじ曲げることをしない」とでもいうような一貫性が根底に流れているのかもしれない。

水霧けいとがまだラインハルトの半裸姿を諦めていないのはお約束ではいはいまたかとスルーしていたら、かわしまりのが猛烈に食い付いてきたことに吹いた。腐女子自重しろ。メルクリウスが攻めだとか場所は玉座でとかシチュエーション細かすぎ。まあBLなシチュエーションは脇に置いておくとしても(いやいいんだけどね。『小説道場』が掲載されていた頃の小説JUNE読んでたくらいだから俺は耐性あるし)話に出てきた聖槍十三騎士団オーケストラは何としてでも実現してほしいものだ。特にシュピーネさんのピアノ。


正田がゲスト参加する回はネタの密度が濃く、発売1ヶ月前の燃料としては申し分なかった。これに比べればOPムービーが遅れたことくらいは些末なことだ。かわしまりのが大層作品にのめり込んで熱く語っていたのもファンとしては嬉しかったな。次は発売後のラジオで玲愛役の雛見風香をゲストに呼び寄せてほしい。
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