『Dies irae ~Acta est Fabula~』 Fabulaプレムービーver.4 公開
プレムービー十三騎士団編に体験版を挟んで公開された『Dies irae ~Acta est Fabula~』のプレムービー第4弾は、(敵が一番強くなるというWebラジオでの正田崇の発言から)グランドルートではないかと目されている玲愛ルートが満を持しての登場となった。
偽らざる所を申せば、前回の十三騎士団プレムービーがあまりに未知すぎて大盛り上がりしたので、玲愛ルートの内容だけでそこまで盛り上げることが出来るのだろうかという不安があった。玲愛ルートの内容にしても、当初の構想通りのいわば正史ともいえる王道の展開を既にマリィルートで見せてしまっているから、それを上回る敵と相対する(そしてマリィルートと比すれば変化球となってしまうであろう)玲愛ルートを同等以上に盛り上げることができるのかという疑念があったのも事実。……ところが。
ヤバい。勝てそうにねえ。
前回のプレムービーでの獣殿VSニートの驚きすら上回る破壊力に心底打ちのめされました。正田が最後までフルパワーで書ききることが出来れば間違いなく優れた作品に仕上がるだろうと2年間信じ続けてはいたが、創造位階に到達した正田の実力をまだ低く見積もっていたようだ。この調子だともしかするとファーブラでは流出位階にすら手が掛かるかもしれない。
ファーブラから本格参戦となるイザークが今回かなり前面に押し出されているが、彼が「地獄を知れ、テレジア」と宣言することの絶望感が半端じゃない。あのラインハルトをして「イザークは(ラインハルト以上に)恐い」と言わしめるだけのことはある。
「O Tannenbaum, o Tannenbaum, wie grün sind deine Blätter!」という冒頭の詩を調べてみると、どうやらドイツ民謡の「樅の木(Der Tannenbaum)」のようだ。続く「では始めよう――“la divina commedia”」というイザークの台詞はおそらくダンテの神曲から。城(ヴェルトール)の中で繰り広げられるエインファリア達の永劫に続く阿鼻叫喚をダンテが廻ったとされる地獄になぞらえているのだろう。
そして上記の「地獄を知れ、テレジア」というイザークの台詞をあわせると、“クリスマス(=玲愛の誕生日)の祝いとして、生温い希望を持っていた玲愛に地獄(=ラインハルトとイザークがもたらす黄金錬成)をプレゼントしてやる」ということだろうか。実の祖父にすらここまで容赦なく打ちのめされるなんて、どれだけ玲愛先輩は悲劇のヒロインなんだ。それと比べてしまうと後半デレデレっぽい螢はえらく余裕があるように見えてしまって困る。
そんな絶望的な展開のバックで流れる与猶啓至の荘厳なオペラ調の新規BGMも、本編の期待度を更に高めてくれる。これで以前のラジオでの“新規BGMを追加予定”という予告は確定したと見てよいだろう。デモで聞く限り、新規BGMのクオリティも既存のものと同等以上なのは間違いない。
今回の内容で一番気になるところは、やはり玲愛先輩が涙に暮れながら蓮を胸にかき抱いているこのシーンだろうか。
“みんな戻ってくるかもしれない”(=今はもう居ない?)という玲愛の台詞と、プレムービーver.3での「もう誰一人として失わずにすむ世界を――」という蓮の独白から推測すると、それまでの戦いの中で蓮サイドに犠牲者が出てしまっているという可能性がある。玲愛の影になって判別しにくいが、蓮が血涙を流して、身体が変貌しかかっているようにも見えるのも謎だ。なにか暴走してしまっているのか、それとも城(イザーク)に取り込まれかけているのだろうか。
…………こんな絶望的な展開からどうすれば玲愛を救えるのか、もうさっぱり分からない。どんな結末を迎えるのか想像もできない。以前は「未知の結末」とか公式がホザいてんじゃねーよと思ったが、ここまでやられてしまってはグゥの音も出ない。
事前の情報から無駄に盛り上がって期待値を上げすぎた結果が前回の怒りの日なんだから、たとえクンフトが良い出来だったからといって油断しちゃいけない。少しはクールダウンして最悪の事態を想定しておかないと裏切られた時によけい辛くなるだけだ……と理性は警告を発し続けているのだけれど、もう限界だ。この衝動は抑えきれそうにない。
後ろを振り向かず、全身全霊全力で特攻することに決めた。とりあえずボイスコンテンツ目当てに予約する店舗の追加検討をしよう。(既にソフマップ・アソビット・げっちゅ屋の3店舗で予約済み)
プレムービー十三騎士団編に体験版を挟んで公開された『Dies irae ~Acta est Fabula~』のプレムービー第4弾は、(敵が一番強くなるというWebラジオでの正田崇の発言から)グランドルートではないかと目されている玲愛ルートが満を持しての登場となった。
偽らざる所を申せば、前回の十三騎士団プレムービーがあまりに未知すぎて大盛り上がりしたので、玲愛ルートの内容だけでそこまで盛り上げることが出来るのだろうかという不安があった。玲愛ルートの内容にしても、当初の構想通りのいわば正史ともいえる王道の展開を既にマリィルートで見せてしまっているから、それを上回る敵と相対する(そしてマリィルートと比すれば変化球となってしまうであろう)玲愛ルートを同等以上に盛り上げることができるのかという疑念があったのも事実。……ところが。
ヤバい。勝てそうにねえ。
前回のプレムービーでの獣殿VSニートの驚きすら上回る破壊力に心底打ちのめされました。正田が最後までフルパワーで書ききることが出来れば間違いなく優れた作品に仕上がるだろうと2年間信じ続けてはいたが、創造位階に到達した正田の実力をまだ低く見積もっていたようだ。この調子だともしかするとファーブラでは流出位階にすら手が掛かるかもしれない。
ファーブラから本格参戦となるイザークが今回かなり前面に押し出されているが、彼が「地獄を知れ、テレジア」と宣言することの絶望感が半端じゃない。あのラインハルトをして「イザークは(ラインハルト以上に)恐い」と言わしめるだけのことはある。
「O Tannenbaum, o Tannenbaum, wie grün sind deine Blätter!」という冒頭の詩を調べてみると、どうやらドイツ民謡の「樅の木(Der Tannenbaum)」のようだ。続く「では始めよう――“la divina commedia”」というイザークの台詞はおそらくダンテの神曲から。城(ヴェルトール)の中で繰り広げられるエインファリア達の永劫に続く阿鼻叫喚をダンテが廻ったとされる地獄になぞらえているのだろう。
そして上記の「地獄を知れ、テレジア」というイザークの台詞をあわせると、“クリスマス(=玲愛の誕生日)の祝いとして、生温い希望を持っていた玲愛に地獄(=ラインハルトとイザークがもたらす黄金錬成)をプレゼントしてやる」ということだろうか。実の祖父にすらここまで容赦なく打ちのめされるなんて、どれだけ玲愛先輩は悲劇のヒロインなんだ。それと比べてしまうと後半デレデレっぽい螢はえらく余裕があるように見えてしまって困る。
そんな絶望的な展開のバックで流れる与猶啓至の荘厳なオペラ調の新規BGMも、本編の期待度を更に高めてくれる。これで以前のラジオでの“新規BGMを追加予定”という予告は確定したと見てよいだろう。デモで聞く限り、新規BGMのクオリティも既存のものと同等以上なのは間違いない。
今回の内容で一番気になるところは、やはり玲愛先輩が涙に暮れながら蓮を胸にかき抱いているこのシーンだろうか。
「私一人を諦めれば、みんな戻ってくるかもしれないよ」「キミにとっては、その方が幸せじゃない?」「だから、ねえ、お願いもう傷つかないで」「私は、他の何よりキミのことが……」
“みんな戻ってくるかもしれない”(=今はもう居ない?)という玲愛の台詞と、プレムービーver.3での「もう誰一人として失わずにすむ世界を――」という蓮の独白から推測すると、それまでの戦いの中で蓮サイドに犠牲者が出てしまっているという可能性がある。玲愛の影になって判別しにくいが、蓮が血涙を流して、身体が変貌しかかっているようにも見えるのも謎だ。なにか暴走してしまっているのか、それとも城(イザーク)に取り込まれかけているのだろうか。
…………こんな絶望的な展開からどうすれば玲愛を救えるのか、もうさっぱり分からない。どんな結末を迎えるのか想像もできない。以前は「未知の結末」とか公式がホザいてんじゃねーよと思ったが、ここまでやられてしまってはグゥの音も出ない。
事前の情報から無駄に盛り上がって期待値を上げすぎた結果が前回の怒りの日なんだから、たとえクンフトが良い出来だったからといって油断しちゃいけない。少しはクールダウンして最悪の事態を想定しておかないと裏切られた時によけい辛くなるだけだ……と理性は警告を発し続けているのだけれど、もう限界だ。この衝動は抑えきれそうにない。
後ろを振り向かず、全身全霊全力で特攻することに決めた。とりあえずボイスコンテンツ目当てに予約する店舗の追加検討をしよう。(既にソフマップ・アソビット・げっちゅ屋の3店舗で予約済み)
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