『Dies irae~Acta est Fabula~』 Web体験版公開
happy light cafeの更新と時を合わせて、“ファーブラの”体験版が公開された。今まで公開されていた07年版用の体験版からの変更点は以下。
・タイトルバックがファーブラ準拠の金色を基調としたものになった。
・システムはクンフト以降と同様。第3章までプレイできる。
・共通部分でも蓮に音声(声優は先割れスプーン)が入り、フルボイスとなった。
・体験版(3章)終了後にプログラムデモが流れる
内容そのものは既出のものと同じで、特に(プレイした限りで分かる)変更点はなかった。新規の螢ルートや玲愛ルートのプレビュー的なシナリオが含まれていないかと少なからず期待していたので、少々落胆させられた気分ではある。
だが、主人公の蓮がフルボイスになることの驚きは大きく、既知だらけの体験版部分なのにスキップせずにプレイしてしまった。最近はフルボイスが基本だったので忘れていたが、やっぱり元々がボイス無しのものに音声が入ると印象はガラッと変わる。声優も先月のTECH GIANでの服部インタビューではキャスト未定と発言していたからまさか変更されてしまうんじゃないかと危惧していたが、蓋を開けてみたら変わらず先割れスプーン氏が熱演していて一安心。
音声が入ることによって、蓮という人格の捉え方も大分変わった。最初のドラマCD(Wehrwolf)の蓮の声が年齢のわりには落ち着いた感じのものだったから、蓮のパーソナルは(既知を是とする価値観も含めて)年齢不相応に老成されたものだろうと思い込んでいた。(そのため、クンフトをプレイした時に、一部のシーンで流れる若々しい蓮の声にすこし違和感があったのは事実)
ところが、今回の体験版で流れる蓮の声は、クールを装っていても隠しきれない青さや幼さ、迷いや焦りを備えた年齢相応のものだった。2章のベイ&ルサルカ戦なんかも、蓮はもっと早期に覚悟完了していたものだと思っていたけれど、実際にはかなり戸惑いながら、怯えを押さえ込みながら闘っていたのだということがよくわかる。そのあたり、最初こそ違和感があったがそのうちにストンと腑に落ちた。なるほど確かにこの蓮の声なら、女性的な顔立ちを気にしている(=それを許容できない子供っぽさが残っている)って設定にも納得がいくし、マリィルート最終決戦のクライマックスで「俺たちの絆(レギオン)に勝てるものか」とか熱く叫び出しもするだろうなあと。
こうなると、プレイ済みのマリィ・香純ルートもプレイし直すことで、クンフトの時とは別の印象になる可能性が出てくるな。先行でパッチが公開されたらすぐに螢・玲愛ルートをプレイしようかと思っていたけれど、先に既出の2ルートをプレイしてからのほうがより面白くなるかもしれない。
さて、3章が終了すると、メルクリウスの語りによる6~7分ほどの予告デモが流れる。
内容は蓮の形成位階への覚醒(英雄の誕生)と、マリィ(我が女神)・香純(傍らの陽だまり)・螢(鋭鋒な剣)・玲愛(黄金の礎)のヒロイン4ルートのプレビュー的なものになっている。螢が夕焼け手繋ぎのシーンでデレまくっているのと、玲愛のタワー上イベント(もう逢わないと約束して)が復活していることに興奮がマッハ。
デモ最後に榊原ゆいの主題歌(タイトル不明)がちょろっと流れて締め。今回の主題歌は「Einsatz」のように、サビでガッツリとクライマックスに持ってく感じではなかった。もうちょっとゴシックぽいというか、様式美のカッコ良さみたいなものが先に立つタイプの楽曲かなあと。サビ裏の“Dies”“irae”というコーラスもそれっぽいし。ゴシックぽさやシンフォニックメタルっぽさが強調されているディエスの音楽としては間違っていないと思う。
サウンドの質感がちょっと軽いかな?という気もするし、オープニングムービーとして流すゲーム主題歌としてはキャッチーさに欠けるかなあと思わないでもないけれど、クンフトのマリィルート最終決戦で「Einsatz」が流れるような感じで今回の主題歌が使われたら、シチュエーション次第では「怒りの日は/下されるだろう/歓喜と嘆き/すべて君の手に/委ねられた」なんて歌詞がハマって「Einsatz」以上に盛り上がりそうな予感もある。
自分が訓練されすぎた信者だからということもあるが、なんだかんだで楽しめた。予約キャンペーンの締め切りが近い今のタイミングでこれを持ってきたなら、次の更新はOPムービー(主題歌)なんかを公開して追い打ちを掛けるんだろうか。それとも今度こそ玲愛ルートのプレムービーだろうか。
happy light cafeの更新と時を合わせて、“ファーブラの”体験版が公開された。今まで公開されていた07年版用の体験版からの変更点は以下。
・タイトルバックがファーブラ準拠の金色を基調としたものになった。
・システムはクンフト以降と同様。第3章までプレイできる。
・共通部分でも蓮に音声(声優は先割れスプーン)が入り、フルボイスとなった。
・体験版(3章)終了後にプログラムデモが流れる
内容そのものは既出のものと同じで、特に(プレイした限りで分かる)変更点はなかった。新規の螢ルートや玲愛ルートのプレビュー的なシナリオが含まれていないかと少なからず期待していたので、少々落胆させられた気分ではある。
だが、主人公の蓮がフルボイスになることの驚きは大きく、既知だらけの体験版部分なのにスキップせずにプレイしてしまった。最近はフルボイスが基本だったので忘れていたが、やっぱり元々がボイス無しのものに音声が入ると印象はガラッと変わる。声優も先月のTECH GIANでの服部インタビューではキャスト未定と発言していたからまさか変更されてしまうんじゃないかと危惧していたが、蓋を開けてみたら変わらず先割れスプーン氏が熱演していて一安心。
音声が入ることによって、蓮という人格の捉え方も大分変わった。最初のドラマCD(Wehrwolf)の蓮の声が年齢のわりには落ち着いた感じのものだったから、蓮のパーソナルは(既知を是とする価値観も含めて)年齢不相応に老成されたものだろうと思い込んでいた。(そのため、クンフトをプレイした時に、一部のシーンで流れる若々しい蓮の声にすこし違和感があったのは事実)
ところが、今回の体験版で流れる蓮の声は、クールを装っていても隠しきれない青さや幼さ、迷いや焦りを備えた年齢相応のものだった。2章のベイ&ルサルカ戦なんかも、蓮はもっと早期に覚悟完了していたものだと思っていたけれど、実際にはかなり戸惑いながら、怯えを押さえ込みながら闘っていたのだということがよくわかる。そのあたり、最初こそ違和感があったがそのうちにストンと腑に落ちた。なるほど確かにこの蓮の声なら、女性的な顔立ちを気にしている(=それを許容できない子供っぽさが残っている)って設定にも納得がいくし、マリィルート最終決戦のクライマックスで「俺たちの絆(レギオン)に勝てるものか」とか熱く叫び出しもするだろうなあと。
こうなると、プレイ済みのマリィ・香純ルートもプレイし直すことで、クンフトの時とは別の印象になる可能性が出てくるな。先行でパッチが公開されたらすぐに螢・玲愛ルートをプレイしようかと思っていたけれど、先に既出の2ルートをプレイしてからのほうがより面白くなるかもしれない。
さて、3章が終了すると、メルクリウスの語りによる6~7分ほどの予告デモが流れる。
「では一つ、皆様私の歌劇を御観覧あれ。」
「形成(Yetzirah)――」「時よ止まれ――」「おまえは美しい」
「――英雄の誕生にて、幕は上がり――」
「――我が女神を抱きしめるか――」
「――はたまた、傍らの陽だまりを守り抜くか――」
「――鋭鋒な剣へと手を差し伸べるか――」
「――黄金の礎を救い上げるか――」
「流れ出す魔城(ヴァルハラ)の軍勢(レギオン)か。」「結びついた魂(レギオン)の絆か。」
「今宵、歌劇は未知の世界に至り――」「この恐怖劇(グランギニョル)は結末を見る。」
内容は蓮の形成位階への覚醒(英雄の誕生)と、マリィ(我が女神)・香純(傍らの陽だまり)・螢(鋭鋒な剣)・玲愛(黄金の礎)のヒロイン4ルートのプレビュー的なものになっている。螢が夕焼け手繋ぎのシーンでデレまくっているのと、玲愛のタワー上イベント(もう逢わないと約束して)が復活していることに興奮がマッハ。
デモ最後に榊原ゆいの主題歌(タイトル不明)がちょろっと流れて締め。今回の主題歌は「Einsatz」のように、サビでガッツリとクライマックスに持ってく感じではなかった。もうちょっとゴシックぽいというか、様式美のカッコ良さみたいなものが先に立つタイプの楽曲かなあと。サビ裏の“Dies”“irae”というコーラスもそれっぽいし。ゴシックぽさやシンフォニックメタルっぽさが強調されているディエスの音楽としては間違っていないと思う。
サウンドの質感がちょっと軽いかな?という気もするし、オープニングムービーとして流すゲーム主題歌としてはキャッチーさに欠けるかなあと思わないでもないけれど、クンフトのマリィルート最終決戦で「Einsatz」が流れるような感じで今回の主題歌が使われたら、シチュエーション次第では「怒りの日は/下されるだろう/歓喜と嘆き/すべて君の手に/委ねられた」なんて歌詞がハマって「Einsatz」以上に盛り上がりそうな予感もある。
自分が訓練されすぎた信者だからということもあるが、なんだかんだで楽しめた。予約キャンペーンの締め切りが近い今のタイミングでこれを持ってきたなら、次の更新はOPムービー(主題歌)なんかを公開して追い打ちを掛けるんだろうか。それとも今度こそ玲愛ルートのプレムービーだろうか。
実は、今回の体験版のアーカイブをバラしてみると、最後のメルクリウスの語りの部分で流れないテロップと音声データが入っている。(もしかしたら体験版部分の選択次第ではロックされているものが開放されるのかもしれないが、何パターンか試した限りでは出現させられなかった)
「――戦乙女の再臨に立ち会うか――」
「――魔女の慟哭に、その耳を傾けるか――」
テロップと音声の通し連番から玲愛(黄金の礎を~)の後に差し込まれることを想定しているのだろうが、これはあきらかにベアトリス(戦乙女の再臨)とルサルカ(魔女の慟哭)のことを示していると推測される。
メインヒロイン以外にこの2人が攻略できる余地はないと思うが(あるとすればルサルカBADの復活くらいか)こんな素材を用意しているということは、ファーブラでなんらかの優遇措置が執られる可能性は高いな。
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