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『神咒神威神楽』 販促動画 其ノ弐

神咒神威神楽 『土産』

クンフト以来その釣り動画っぷりが好評な『神咒神威神楽』のプロモーションムービー第2弾が公開。序盤の第三幕からもう東征が始まってるわ、いきなりの海上戦闘だわでテンションがのっけからMAX値に。ちなみに東征の船団を襲っている超巨大なマドハンドみたいなのは正田崇のツイートによると手長足長だそうな。なるほど。
今回のムービーで一番インパクトがあるのは問答無用で夜行様。吐く台詞がいちいちラスボスにしか聞こえないわ、序盤からいきなりメテオストライク(計都天墜)をぶっ放すわとやりたい放題。さすがに東征軍サイドで流出位階(大極)にただ一人到達しているだけのことはあるわ。しかしこれだけ半端じゃない強さを誇る夜行様がゴミ扱いとか、穢土の連中はどれだけ強いんだろうか。俺達はマスターセットのルールでやってるぜ!と意気揚々と突っ込んで行ったら相手方はイモータルがゴロゴロしてました、みたいなとんでもないレベル差なんだろうなあ、多分。

いかにも思わせぶりなモノローグが今回の釣り成分だろうが、ムービー後半に出てきた「奪われた十二番目の暦」というのは、そもそも天狗道の世界には神が不在だから“神が居なくなる月”が成立するはずもないというアナロジーだとして、“穢土の大極”「無間神無月」というタームは、以前のhappy light cafeで「神無月がキーワードになる」と正田が発言していたことと、「黄昏」だの「終わらない逢魔が時」だのという単語を重ね合わせると、蓮やマリィが波旬に敗北して変貌してしまった姿ではないかという連想は容易に出来る。……だが、そんな誰もが想像できるような簡単なオチを正田が出してくるとは思えないんで、もう二捻りくらい予想外の方向から持ってくるくらいはしそうだな。いずれにしても今後の情報公開待ちか。

ちなみに「天魔外道皆仏性 四魔三障成道来 魔界仏界同如理 一相平等無差別に――」というラインは大般涅槃経からの引用。天魔魔縁といったタームと関連して大欲界天狗道の世界観の説明に繋げていくのであろうことは想像に難くない。それから咲耶のグラフィックに被るテロップで「ああそうだ、間違いない。自分はこれを知っているのだ」(下線部はオリジナルでは傍点)とこれみよがしに強調しているのだが、ディエスからの転生組である咲耶が“既知感を認識している”ということは、大欲界天狗道と永劫回帰のメルクリウスの世界、そして輪廻転生のマリィの世界との繋がりを意識させずにはいられない。凶月の一族にのみ“魂”の概念などが伝承されていたという体験版での記述もあったし、龍明(エレオノーレ)がなぜ転生しているのか、以前の世界の記憶を保持していると思しき言動をしてるのか、どのような思惑があるのかという伏線と関連してくるのだろう。

内容としては問答無用でカッコ良かったしテンションも上がったのだが、夜都賀波岐のビジュアルや新BGMなどの新しい素材が少なかった(その辺の事情は正田がTwitterで語っている)のはちょっと物足りなかった。夏発売予定なのにここでリソースを大盤振る舞いしてしまっては息切れしてしまって続かないというのは分かるが、次の更新ではもっとアドレナリンが分泌されるようなどデカい燃料を投下してほしいものだ。
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雑記 110330

ASCII.jp:グローバル版「Xperia X10」がAndroid 2.3にアップデート!?
ソニエリが方針転換、Xperia X10をAndroid 2.3にアップグレード - ITmedia プロフェッショナル モバイル

もうXperia Arcを買うしかないかと思っていたところにまさかといえばまさかのこのニュース。いやこれは本当に想定外だ……。ハードウェア的にはマルチタッチに対応していない端末ではあるものの、2.3までアップグレードされれば「Flashの導入」「SDカードへのアプリインスト対応」「動作の高速化」とかなりのパワーアップが可能になるからなあ。まあ問題はX10ではなくてdocomo版SO-01Bに対してアップグレードが適用されるか分からないってことなんですが。

未来ノスタルジア

今月のTECH GIANの記事に載っていた伊織のおっぱいが非常に素晴らしくて気になっていたのだが、最近の紫はアレとかコレとかダメダメすぎだし様子見が正解かなーと思っちょりました。ところが最近になってシナリオが『明日の君と逢うために』の鏡遊だということに気付いたので特攻確定。あとは三咲里奈をメインヒロインに持ってきてくれれば完璧だな。

恋愛0キロメートル

『アッチむいて恋』のASA Projectの新作。まだ内容は何も分からないけれど、アチ恋はかなり気に入ったゲームなので、余程の事がなければ発売日に購入する方向で。でも、今回はルート毎の出来のバラツキはなんとかしてほしいなあ。

Flyable CandyHeart

まさかの「ぺろ巨匠へな絵パッチ」とかwww素敵すぎるwwww

東芝のAndroidタブレットがAmazon.comに - ITmedia News

ついに国内メーカーのHoneyCombタブレットが来たか。LGやSAMSUNGのタブレットばっかりってのもどうかなと思っていたので、この発表は喜ばしい限り。しかし問題は日本国内でどこのキャリアが販売を担当するのかということだよなあ。出来れば回線契約なしで単独購入可能だったらありがたいところだけど、まあ無理だろうしな。

ごろ寝マウス 混迷の時代を自在に操るハンディトラックボール誕生
【PC Watch】 シグマA・P・O、5ボタン装備のトラックボール“ごろ寝マウス”

まさかのごろ寝マウスが復活とか誰も想像しなかったと思うんだけど(笑)。ぶっちゃけ先代のごろ寝マウスは、発売日に買ったものの使い勝手の悪さに一週間で投げ捨てた経緯があるんだが、デザインが変わった今回はどうなんだろうな。発売日に無線モデルを買うつもりなので、出来が良いことを祈りたい。

アウトドアバッテリーPES-6600 | ナビポタ.com
LEDライトも内蔵:ムーブオン、スマホなどに充電可能なポータブルバッテリー - ITmedia +D モバイル
スマートフォンなどを複数回充電できる大容量外付けバッテリー「PES-6600」発売決定、コンパクトな軽量モデルに - GIGAZINE

別のモバイルバッテリーを買った直後にこの記事を読んでちょっとぐんにょり。でもまあ、容量が高いのはいいけど重量があるからブリーフケースに入れて常時持ち運ぶにはちょっと厳しいのかな。タブレットデバイスとかの電力供給が厳しいガジェットを本格導入すたらまた考えるようにしよう。

『ラブラブル ~lover able~』 コンプリート

ラブラブル ~lover able~オフィシャルホームページ
ラブラブル~Lover Able~ 初回版(SMEE) (18禁)- Getchu.com
【Game-Style】『ラブラブル ~lover able~』特集
【Game-Style】Game-Style Extra:SMEEインタビュー(『ラブラブル』)

「ヒロインと恋人になってイチャラブする、キャラクター重視のゲーム」というコンセプトを掲げたSMEEの3作目。絵柄が気に入ったのと体験版が好感触だったので購入したのだが、甘いイチャラブをメインに押し出しているだけあって、とにかくヒロイン勢がみんな可愛い。立ち絵が可愛いイベントCGが可愛い声が可愛い性格が可愛い反応が可愛い。あまりの可愛さに臆面もなく「全員俺の嫁!」と叫びながらダッシュしたくなるくらいに可愛い。砂を吐きそうないちゃいちゃシーンをプレイしている自分の姿は、きっと酷い顔面崩壊を起こしているだろうから怖くて誰にも見せられませんわ。みんな可愛くて甲乙付けがたくはあるのだけれど、個人的には小悪魔だけど可憐な天使である花穂と個別ルートに入ってからの遠野そよぎボイスの破壊力が無双すぎたつぐみが特に好き。
ストーリーラインに見るべきところは無いのだけれど、全体的に明るく元気が良い展開で、プレイヤーのストレスが溜まりにくい設計にしていることは美徳と言っても良いだろう(実妹攻略の花穂ルートなんかは、捌き方次第ではかなり鬱々としたものになってしまっていたはず)。そして、凝った物語展開ではないことが、逆に個々のイチャラブなシチュエーションの耐用性を高めているような気もしてくる。つーか髪型や私服の組み合わせを変えて再プレイしても、全然プレイの新鮮さ・楽しさが薄れないってどういう事なのさ。
それから、話を進めていくなかでヒロインと恋愛関係になった影響でヒロインの外見や性格を変えてくる演出(このブランドの前作「らぶでれーしょん」でも採用していたらしいが未プレイ)は、細かいことだがとても効果的で上手だと思った。これはヒロインの変貌ぶりが破壊的なまでに可愛いのもさることながら「自分がプレイした影響でヒロインが更に可愛く変わっていく」ことがプレイヤーとしての大きな達成感・征服感に繋がっており、とても気持ちが良い。

そんな可愛すぎるヒロインに相対する主人公のキャラ造形もなかなかしっかりしていて、適度にバカだけど締めるところは締めるというある種の古典的なキャラ立てではあるものの、思考および行動原理がしっかりしているので好感が持てるし感情移入をしやすい。そして、ヒロインの可愛さに対して「可愛い!」「萌える!」とうるさいくらいにストレートに反応してくれるのが気持ち良い。ヒロインと仲良くキャッキャウフフしたいのに、モニタの前の主人公が(さしたる理由も無いのに)うじうじグダグダとやってるのを眺めている時のプレイヤーのストレスは筆舌に尽くしがたいだけに、それを巧妙に排除した造形にしているところは極めて高く評価したい箇所だ。

エロシーンは個別に切り出してみれば特筆すべきものはないのだが、ラブラブ感に溢れた会話の遣り取りと声優さんのハチミツをぶっかけたような甘い演技が興奮をかき立ててくれるため、実際の質量以上に実用性は高い。水着とかブルマとかレストランの制服といったコスプレ的なシチュエーションを盛り込んでいることも嬉しい&実用性の向上に寄与しているし、なによりみんなおっぱいが大きいのが最高だ。豊満ではない(婉曲的表現)と作中で言われているつぐみですらわりとおっきい感じに描写されているのがいいね。


ただまあ、不満点もある。たとえばCG。塗りは概ねしっかりしているが原画のクオリティに幅があって、ガッカリさせられるような構図がけっこう見られるのはとても残念(ただ、これ以上にレベルが上がって洗練されると、それに伴って失われる魅力も多くあるというギリギリのラインなのかなと思わないでもないが)。それから、キャラ毎のリソース配分の拙さ。「理想の嫁を探し出す」ツールとして機能しているこのゲームで、キャラ間の待遇の不平等を作ってしまうのはもっともやってはいけないことではなかろうか。具体的には「なんでさつきだけCG・回想枠が明らかに少ないんだよオラ」ということなんですけどね。

それから構成について。共通ルートから個別ルートに入った途端、助走無しで一気にブーストして恋人関係になってしまって、常時ダダ甘の展開が延々と続くというのはちょっとどうかなと思った。「徹底したイチャラブ」というメインコンセプトからは外れてしまうのかもしれないが、もうちょっとゆっくり加速して欲しいというか、勿体付けて欲しかった。ただでさえ可愛いヒロインと好感が持てる主人公なんだから、くっつくかくっつかないかの友達以上恋人未満な微妙な期間の、胸の高鳴りとかドキドキとか上手くいかない逡巡とか、そういう甘酸っぱい描写が見たかった。そのほうが本格的にくっついてからのラブラブ描写が引き立ったんではないだろうか。


まあそんな感じで不満を上げたらきりがないし、狙いを集中させたがゆえの脇の甘さを追求しようとすればいくらでも可能ではある。「プレイ後になにも残らない」という反論も正しい。……んだけれど、プレイしている最中の高揚感・多幸感の凄まじさゆえに、そのような瑕疵には目を瞑ってしまおうと思わされてしまうのよな。確かに女の子といちゃいちゃする“だけ”のゲームではあるのだが、コンセプト外の要素を可能な限りそぎ落として、プレイヤーがヒロインとのイチャラブに集中できるように心を砕いた上で、ヒロインの魅力を一点集中の破格の突破力で持って作られてしまっては屈服せざるを得ない。白旗ですわ。
何が凄いかって、Game-Styleの開発者インタビューで語られている作品の訴求ポイントについては、かなりのレベルでクリア出来ているということ。これはつまり、企画の根っこをブレさせず開発者の狙い通りの「ザ・ギャルゲ―」な内容のものに仕上げてきているということで、素直にすげぇことだと思うのですよ。HOOKのサブブランドということでSMEEにはあまり良い印象を抱いていなかった(というか今までほとんど眼中に無かった)のだが、過去作も気になってきたので機会があったら遡ってみようかと思う。当然次回作は指名買いの方向で。

Android端末での自動車関連のサービスとか

Android端末向けのナビサービスとかその他自動車関連のアプリとかを最近いろいろと調べてたので備忘録がわりに。まあナビサービスについてはどこまで行っても据え置きのカーナビには勝てないと分かってはいるんだけれど、しっかりしたカーナビは高いし、安価なPNDはどこまで行っても「それなり」程度でしかないし、そこまでのコストを掛ける価値が(使用頻度などを考えると)薄い……となるとスマートフォン向けのナビサービスにはやっぱり期待したくなってくるのが貧乏人の心情というもの。

Car Watch ホンダ、テレマティクスサービス「リンクアップフリー」「インターナビ・リンク」発表会
Honda  快適なカーライフのサポートを目指した新会員制度「インターナビ・リンク」のサービスを開始

カーナビ非搭載のホンダ車でも登録可能というのは面白い試み。まあ、このサービス単体でナビが出来る訳でもないのだが、その検索結果がGoogleマップナビのルート検索に反映されたりすると物凄く面白いんじゃないかなあと思ったりもする。ナビ機能以外にもトータルアドバイザー的な役割も持っているので、ホンダ車オーナーとしては可能になったらすぐにでも登録すべきか。そうなると当初iOS版のみ提供ってところが非常に残念だな。とっととAndroid版をリリースしてほしいものだ。

NAVIelite
iPhone向けのカーナビアプリ「NAVIelite」 - ケータイ Watch
iPhoneはカーナビになれるのか? iOS用ナビアプリ『NAVIelite』を試す | iPhone | iPad*iPhone Fan
3800円カーナビ・アプリが気になるぅ~っ!! - ケータイ Watch

少し前の話だが、遠方に所用があって出向いたときに運転していた同乗者がナビで使っていたのがこれだった。VICSによる渋滞予測をルート検索結果に反映してくれたり、走るべきレーンをちゃんと指示してくれたり…というのは当然としても、使用感が一般的なカーナビ(話によるとトヨタ純正と同じっぽい)をそのままダウンサイジングしたような感じでかなりお利口。ただ、カーナビをそのまま持ってきた=画面サイズが小さいスマートフォン向けに表示が最適化されていない代物なので、iPhone4の高精細なRetinaディスプレイでもちょっと小さくて見づらかったのが最大の難点。
だが、逆にいえば据え置きのカーナビの機能がほぼそっくりスマートフォンで使えるということで、これはこれで実用性は高いなあとも思った次第。現時点ではiOS版のみのようだが、夏頃までにAndroid版がサービス提供されるようなので、値段がiOS版とさほど変わらないのであればカカッと購入して試してみようかと思っている。

地図・ルート検索 - NAVITIME
Android向けNAVITIMEアプリケーションについて | NAVITIME
『NAVITIME』~ドアtoドアでのルート検索が可能な統合ナビアプリ ~ | andronavi (アンドロナビ)
『NAVITIME ドライブサポーター』~Androidをカーナビとして使おう!~ | andronavi (アンドロナビ)

Android版の提供開始直後に試してみて、あまりのウンコさにさっさと解約したという経緯を持つNAVITIMEだが、スマートフォン向けのサービスを新たに仕切り直したり、それ以外の検索機能が充実してたりと意外と使えるようになってきた様子。新たに登場したドライブサポーターではVICSでの渋滞予測にも対応していたりするのもGood。
ただ、決済方法がSPモード決済か登録型の月次引き落としだけってのが、再登録の面倒臭さで二の足を踏む。それから「ドライブサポーター」と「NAVITIME Pro」が別コースになっている(=フルサービスを受けようとすると双方のコースに入会しなければならない=年額7560円!)のもちょっとどうかなーと思ったりする。月額420円(年額5000円くらい)で両方のサービスが使えますとかだったら、値段も妥当だなと思ってサクッと再入会するんだけどな。もうちょっと支払いへの心理的抵抗感を下げる施策を希望したいところだ。

Android向けナビサービス|全力案内!:株式会社ユビークリンク
Android版 全力案内!ナビ Ver.2 インプレ 前編…もはや代替手段ではない | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
Android版 全力案内!ナビ Ver.2 インプレ 後編…新規オープンのショップでも確実に検索 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

こっちも渋滞予測に対応したカーナビアプリ。しかし評価が分かれているようなので(特にiOS版)ちょっと二の足を踏むなあ。さっくり買ってしまってもいいんだけど、「その程度ならGoogleマップナビでいいかなあ」と思ってしまうのは、実はAndroid端末の最大の問題点かもしれないと最近思い始めた(苦笑)

報道発表資料 : iモード向けに提供中の「ドコモ地図ナビ」サービスをドコモ スマートフォン向けアプリとして提供開始 | お知らせ | NTTドコモ
Car Watch NTTドコモ、iモード向け「ドコモ地図ナビ」をスマートフォン向けに提供

こちらはいつもNAVIのdocomo向けAndroid版。正式サービス前のβ版だから無料なんだけど、動作は全体的に遅いし目的地の検索精度がクソだしで、現状のままだと課金する気には到底なれないなあ。もうちょっと頑張って欲しい。

Mileage : 車のガソリン代はAndroid携帯で管理!Androidアプリ559
Car Watch 【Android】Mileage

昨今の情勢から、否応もなく意識せざるをえないのが車の燃費。今現在も使っているが、このアプリは「登録が楽」「分析内容が豊富」「通知機能が有能」だし、備忘録がわりにも使えるのがとても便利。この手のアプリはもっとみんなが使うべきだと思う。

『Flyable CandyHeart』 コンプリート

Flyable CandyHeart
Flyable CandyHeart 初回生産版 (ユニゾンシフト:ブロッサム) (18禁)- Getchu.com
君の名残は静かに揺れて

外伝的なスピンアウト作品として『君の名残は静かに揺れて』がリリースされてはいたものの、正式には今回が初となる『Flyable Heart』のファンディスク。緩めの順番縛りがあるオムニバスシナリオの構成となっているが、内容は大まかに分けて以下の4つ。

1. 非攻略キャラの攻略(ぐみ、マックス/あきら)
2. 既存キャラのアフター/ifストーリー (天音、茉百合、桜子、くるり)
3. 複数タイトルクロスオーバーのお祭りシナリオ(らぶらぶフライアブルハザード)
4. Flyable Heart本編の世界観の補完(結衣、すずの)



まず今回のファンディスクで期待されたことといえば、本編で非攻略だったぐみちゃんやあきら(マックス)などのサブキャラの新規ルートだろうが、これについてはあまり出来が良いとは思えなかった。そう感じた理由としては「サブのポジションだから光り輝いていたキャラ性なので、メインに持ってくると面白くない」という良くあるパターンと「(複数ライター制だからかは不明だが)シナリオそのものの出来があまり良くなかった」という2点。個人的にはMAXルートでのネットスラング使いまくりなテキストがあまりの寒さにキレかけたから後者の印象が強かった。マックスルートのオチの付け方には笑ったし、恋愛関係とはかけ離れたキャラ性であるぐみちゃんをどうやって攻略するかというフラグミサイラー会議での議論の結果には、なるほど確かにこういうアプローチだったらぐみちゃんも恋愛感情を意識するようになるかもしれないなあと納得はしたけど。

次に既存キャラのアフター/ifルートストーリーだが、これは全体的に良かった。桜子マジ天使そよそよ最高!とかくるりの「しょー」の破壊力なんかも大きかったけれど、特に本編ではシナリオ展開のせいでキャッキャウフフ成分が少なかった天音の可愛さが天元突破しててもう辛抱たまりません。ってか嫉妬モードの天音の破壊力は洒落になってませんよほんと。宮沢ゆあなマジ上手。今回は(最後の結衣/すずのシナリオで収束されるが)個々のシナリオはパラレルの関係になっているぶん、物語やキャラとの遣り取りの美味しい部分だけを味わえる構成になっているのが嬉しい。
そして個人的本命の茉百合さん。彼女はゲーム本編ではなくスピンアウト外伝企画である『君の名残は静かに揺れて』の後日談。きみなご本編の物語はとても綺麗に閉じてたからこの後日談は蛇足と言えなくもないし、そこで彼女ひとりが大幅に掘り下げられていたからか、シナリオ分量も他ルートに比べたら控えめなものだった。だが、今回のシナリオは、きみなごをプレイした多くのユーザーが「本当はこういう光景を見たかったなあ」と思ったであろう、物語の最後の心残りを掬い取るような“いい蛇足”だったと思う。長編漫画の最終刊で、雑誌掲載で完璧に終わった物語に数ページのエピローグが書き足されていて、余計だなと感じながらもつい顔がほころんでしまう時のような、そんな感じ。つーかインストの「Solitude」は反則だろう! それだけで涙腺が決壊するわ!

『Peace @ Pieces』『ななついろ★ドロップス』『ALICEぱれーど』といった他タイトルとクロスオーバーしたお祭りシナリオである「ふらいあぶるなないろぴぃしぃずぶろっさむすぺしゃるぱれーどハザード」(略称「らぶらぶフライアブルハザード」)だが、これはタイトルから容易に想像出来るようなハイテンションなお祭りシナリオでもう最高に楽しい。エロ方面でも頑張っており、まさかの茉百合×天音さんという俺得カップリングまであって興奮がリミットブレイク。更に(予想はしていたけど)驚愕のBLッサムネタまであったが、これがまた色んな意味でハマりすぎてて腹筋崩壊。というか蛍は今回全編に渡って活躍しすぎだ。
つか、未プレイのタイトル(具体的にはぴすぴす)もちゃんとコンプしておくべきだったとプチ後悔ですよ。逆にありぱれは頑張って開けておいて大正解だったな。エムドリ無双だったし。

そして最後となる結衣とすずののシナリオだが、世界観の本筋に絡んでくるメイン格なのにFH本編ではあまり人気が無く、あまつさえ(設定上仕方が無いことではあるが)『君の名残は静かに揺れて』では登場することすら許されなかった2人のテコ入れと同時に、「フライア」を軸にした世界観を膨らませ、本編での説明不足だった部分を上手い具合に補完している。FH世界の大仕掛けは“奇跡”を起こす物語の仕掛けとしてはアリだとは思ったが、それが明かされるタイミングが悪く説明不足だったので釈然としない気持ちも強く残っていたので、それらの不足感が今回解消されたのはとても良かった。
それから、FH本編では、キャラAを攻略したルートではキャラBが悲惨な事になっていたりキャラCの存在そのものが無くなってしまうという“あちらを立てればこちらが立たず”な状況が作り出されていて、(物語ではその二者択一はそう前面に押し出されて居なかったとはいえ)ちょっとこれはナシじゃねえの?という気持ちがあったのだが、今回の2シナリオではそれらについてもみんなが不幸にならず幸せになれるような状況を作り出していて、それに対しての充足感が大きかった。サブタイトルの「the future is always connected」(未来はいつでも繋がっている)という惹句にすべてを集約させてくる構成が巧い。


祝祭空間の明るいムードの中で、本編でボリューム不足だったりした部分を補完しつつ物語世界を綺麗に膨らませて綺麗に閉じてみせた、いいファンディスクだった。物語で描かれる光景・心象が琴線に触れたという点ではきみなごの方が圧倒的に好きだけれど、FH世界のファンディスクというにはちょっと異質だし、FHの世界観からしたらこちらの方が正解だろう。FH本編→きみなご→FCHと世界が拡がっていったのもよく分かるし。
あと、すずのシナリオで流れる新BGM「Blessing」が素敵すぎて思わず鳥肌が立ったので(水月陵マジ最高)ブロッサムちゃんはきみなごと合わせてサントラを出す作業にさっさと取りかかれと強く主張したい。

関連エントリ
哀しみの機械 - 『Flyable Candy Heart』 特設サイト公開
哀しみの機械 - 『君の名残は静かに揺れて』 コンプリート

雑記 110304

こまめに更新しないとそのままズルズルと放置してしまいがちなので、頑張って更新していこうと思う。

神咒神威神楽 『鏡』

期待の新作である『神咒神威神楽』だが、先週の更新でWeb体験版も公開されていた。まあパラロス初回版に収録された超先行体験版と比較してそこまで大幅に変わったわけではなく、変更点としては数枚のイベントCGの追加や演出の強化に一部テキストの変更といった程度。目立つところとしては、御前試合(神楽)の開始シーンにCGが追加されたことで、その直後とのギャップが際立つようになって印象が良い意味で変わったくらいだろうか。どちらにせよ、そこまで大幅に印象が変わるものではないから、無理に両方プレイすることはないのではないだろうか。自分のような末期症状の信者以外は。
ラジオでの正田発言によれば次の体験版が出るのはもうちょっと時間が経ってから(広報展開が本格化するであろう春先?)らしいから、発売される(予定の)夏までどうやってテンションを維持していくのかという点では今後の広報展開には期待している。

神聖にして侵すべからず PULLTOP

シナリオが丸谷秀人メインというだけで問答無用で特攻する俺信者。

『Nevernote』はLinuxで使えるオープンソースEvernoteクライアント! : ライフハッカー[日本版]

備忘録がわりに。Webベースのサービスをメインで使っていても、ピンポイントで困る局面は出てくるよなぁやっぱり(逆に“ピンポイントでしか困らなくなった”事にこそ驚くべきだろうか)。Linux(ubuntu 10.10)インスコしてあるマシンが古いPentiumMノートでなければ、仮想化しちゃっても良かったんだけどなー。サブマシンにHDDを追加して改めてインスコするって手もあるか。もうちょい考えよう。

「Sakura Pink」もチェック:写真で解説する「Xperia arc SO-01C」 (1/2) - ITmedia +D モバイル
Android 2.3搭載の「Xperia arc」、Sakura Pinkも - ケータイ Watch

今日から予約解禁になった新型Xperia Arc。予約しようかギリギリまで迷ったけれど、取り敢えずは様子見に回ることにした。最新のAndroid 2.3(Gingerbread)だし、CPUやRAM、液晶の解像度などのスペックがもう1グレード上であったら吹っ切れていたんじゃないかと思うとちと残念。まあ、現時点でもフラグシップのArc以外にも「PLAY」「pro」「neo」のラインナップがあるし、MWCの記事とかを読んでいると今年の下半期以降にはLTEにも対応してスペックが一段上がった端末が出てきそうなので、その頃になってからあらためて検討しようかなと思っている。まさかのWindows Phone 7が盛り返してくるという可能性もゼロではない訳だし(笑)

ナタリー - ナカコーがスーパーカーを“リデザイン”強力企画盤登場

既に何曲か試聴できるようになっているんだけど……うーーーん。最近のiLL(ナカコー)のアルバムも、アレはアレで結構好きなんだけど…… ナカコー+ミキ+ひさ子の新バンドのためのネタ作りなんじゃね?とか邪推してしまう。つーか、スパカ解散の原因ってナカコーとミキが止めたいって言い出したことだったはずなのに、その2人がこういう企画を始めたってのはちょっともにょる。