Webラジオ:light Official Web Site月2回のhappy light cafeも更新。
クンフトの発売日もそうだったので今回も…と思っていたらその期待を裏切らず、正田崇・Gユウスケ・まゆきDのメインスタッフ勢揃いの豪華フルラインナップ。毎度のことながら、正田が出てくる回はネタの密度が濃くて聞いていて楽しすぎる。以下は雑感。
まゆきDが「終わったのに終わった気がしない」と語っていたが、それは我々ユーザーにとっても同じかもしれない。今まで延々延々と待ち続けたので、ついに未知の結末が訪れた今となっても、まだ終わったという実感が湧かない。ふと思ったが、何気に今回の功労賞(怒りのクリスマスを引き起こさなかったという点で)はまゆきDかもしれんなー。
1年のうちにマスターアップ3連発を潜り抜けたGユウスケには純粋にお疲れ様と言ってあげたい。07年版からこっち今に至るまで絵柄が安定しないもんで、新規CGのなかにはちょっとこれはどうなのよ的な原画もチラホラあるんだけど、それ以上に会心の出来の原画の破壊力が大きすぎるんだよな。特に今回は玲愛ルートの、白本でも間に合わなかったようなクライマックスのCGがどれもこれも神懸かっていやがる。
で、正田は「純粋に肩の荷が下りた」とか言ってたけど、全07年版ユーザーが
お前がそれを言うなと突っ込んだはずだ(笑)。「時間が止まって欲しい」とかどこのリアル練炭だよ。「精神と時の部屋が欲しい」とか「寿命を削っていいから時間が欲しかった」とか「2009年は3日くらいしか休んでない」ってのには同情…したくないなー。
ただまあ、「やっと時計が動き出す」とか「今までずっと死人だった」とこぼすくだりはお前が言うな感バリバリではあるけれど、やっと“次”を考えられるという点では確かにその通りなのかなあ、とは思う。自業自得ではあるが、07年版の不手際のせいで正当な評価を受けにくいところもあるし。
一番大変だったのは玲愛ルートで、シナリオ容量も余裕でマリィルートを越えたというのはプレイすればああ成程と納得できる。というか、アレを簡単に書けちゃいましたとか言われたらどうしようかと思う(苦笑)。玲愛ルートはマリィルートをクリアしないとロックが開放されないとか、他ルートを通過していること前提でシナリオ組んでいるというのもよく理解できるな。ラジオでも言われているけれど、ドラマCDの伏線を全部回収しやがったことは驚愕&唖然とした。『Die Morgendammerung』だけならともかく『1945』まで拾ってくるとは思わなかったよ。“形にするのが遅くなった”とはいえ、本当に3年前の時点でそこまで考えてシナリオ書いてやがったのか……
さすがに玲愛ルートの内容については、今回は発売日だからか自重していたようなので、次回の更新で更に掘り下げられることに期待したい。
正田がシュライバーやイザークの話を書いている時に、子供が産まれたばっかりのGユウスケの家庭のことを考えてたってところは大爆笑した。ってか勢い余ってまゆきDがGユウスケの本名喋ってねえかwwww 確かにフルコンプしてみたら、テーマのひとつは実は「家族愛」というのも深く納得できるけれど、それでもさあ。そりゃみんな精神異常者を見るような目で正田を見るわ。
アニメ化についての話題も出ていたけれど、色んなコード(シュライバーとかベイとか、そもそもナチスとか)に引っ掛かりまくるから難しいというのは確かにその通りで、そこがオミットされたディエスなんて気の抜けたビールみたいなもんだし、メディアミックスする意義なんざ無いわ。それにラジオでも語られていたけど、Gユウスケの絵って線が多くてすっげーアニメにし辛い(動かしにくい)デザインなんで、(他の色んなエロゲ原作アニメのように)半端に作られて絶望するくらいならそっとしておいて欲しいというのが偽らざる本音。P.A.WORKSとか本気のマッドハウスが作るならそりゃ狂喜乱舞するだろうが、それはあり得んだろうしw
……と、ここまで書いて思い出したけど、light代表の服部って
アニメ業界で働いていたらしいから、そのツテでJ.C.STAFFが作ったりするって可能性はゼロじゃないかもな。以前のP天のインタビューで読んだけれど、元light・現
ぱれっとのくすくすは元アニメーターでウテナとか彼氏彼女の事情で作画監督やってたらしいし。
今回嬉しかったこととしては、戒兄さん(もう屑とは誰も言うまい)を主人公・ベアトリスをヒロインにして、11年前を掘り下げたドラマCDの話が(ともすれば2枚組で)あるってことかな。玲愛ルートではその辺ほとんど掘り下げられなかったこともあり、消化不良の感が強かったから。舞台が11年前ということは居残り組の連中についてかなり掘り下げが為されるだろうし、ひょっとしたらシュピーネさん大活躍すら見られるかもしれない。
それから、ファーブラ用サントラのボーナストラックとして、20~30分くらいの尺でマリィか玲愛の後日談をオーディオドラマ形式で描くということなんだけど……
玲愛ルート後日談しかありえないだろ、常識的に考えて。っつーか玲愛ルートのあの終わり方で、“蓮”と玲愛が再会する光景が見られないってのは拷問に等しいぞ。あとでファンディスクで補完とかしてくれるならそれでもいいけどさ。