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『Dies irae ~Acta est Fabula~』 パッチ版プレイ中

『Dies irae ~Acta est Fabula~』をパッチ版でプレイ。ぶっ続けてプレイして、螢ルートをクリア。

ああ……本当に面白かった。あまりの興奮で頭がどうにかなってしまいそうなくらいに面白かった。新装版のマリィルートでかなり螢・玲愛ルートへのハードルは上がってしまったが、螢ルートはマリィルートと同等かそれ以上に面白かった。ただ、これは既に香純・マリィルートを既にプレイした上で、信者補正が入った上での評価なので一般的とはいえないかもしれない。

発売日前に内容について語るのはアンフェアだと思うので、とりあえず一言。

ドラマCDは全種(Wehrwolf, 1945, Anfang, Die Morgendammerung)必須。

正直、ここまでドラマCDのネタを本編に混ぜ込んでくるとは思わなかった。俺みたいな訓練された信者にとってはとても嬉しいが、完全版から入るような一見さんを物凄い勢いでふるいに掛けているような気もせんではない(苦笑)

『Dies irae ~Acta est Fabula~』 アップデートパッチ公開

前作『PARADISE LOST』(2004年)から5年、惨劇を巻き起こした『Dies irae -Also sprach Zarathustra-』(07年)から2年、起死回生の一発となった『Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-』から半年、最後となる完全版こと『Dies irae ~Acta est Fabula~』の07年ユーザー向けアップデートパッチが遂に公開。

……長かったなあ。

さて、18時に公開予定になっていたが、実際は一部のミラーサイトにファイルが置かれており、16時頃からはパッチのダウンロードおよびID発行が可能な状態になっていた。自分は運良く空いているミラーサイトに当たったおかげで、17時頃にプレイを開始できた。
5時間ほどプレイして、駆け足で香純→マリィルートをクリアし、螢ルートにやっと突入。これより待ち望んでいた未知の領域が待っているかと思うと身震いしてくる。

・Windows 7 64bit版の環境では、プロテクトの動作で引っ掛かるのか、現時点では起動不可。(今はXP 32bitでプレイ)
 ※23時追記。ウイルス対策ソフトの誤動作が原因。例外処理を適切に行うことで正常動作を確認。
・標準の状態では新装版のセーブデータは流用不可。システムデータは流用可能の様子(自分の環境では)。
 ただ、システムデータの既読判定やED判定がおかしくなっている可能性もあるので、自分は再プレイしている。
・マリィルートにおける蓮の創造位階の詠唱が一部追加されている。
・序盤は緩めのルート縛りが掛かっているようで、一部選択肢が出てこない。(例:一章でのエロ本の内容など)
 そのため、素直にプレイすると香純とマリィの既存ルートを先にクリアするように設定されている。
・クンフトの時のDetectronに比べたら格段に軽い。つーか製品版と変わらないような気さえしている。
・螢ルートへは香純ルートに入った直後あたりから分岐する。

『Dies irae ~Acta est Fabula~』 カウントダウンボイス 5日前 & 4日前

『Dies irae ~Acta est Fabula~』 発売カウントダウンボイス

『Dies irae ~Acta est Fabula~』の発売前カウントダウンボイス、5日前の当番は以前のエントリのベアトリスの遣り取りで想像したとおりの白騎士・ウォルフガング・シュライバー。「ヴァルキュリアから病原菌扱いされた」とか「どこから食べられたい、もしくは食べたい」とか「男でも女でも、原型無くなるくらい愛してあげる」とか、さすが白騎士は変わらず狂しておられる。
ぶっちゃけディエスってエロゲ―である必然性は(エロいゲームという側面においては)皆無だけど、規制コードに縛られない環境で、アニメ・ゲーム的な物語を描き出すって点では倫理基準が緩いエロゲーというフィールドが最適なんだろう。

その凶獣からマイクを受け取……らないのは黒騎士ことゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン(マキナ)。あまりに無口なマキナのかわりにシュライバーが好き勝手に喋ってるんだが、日椰たぬきさんにムダに良い演技で「どうだ、ツァラトゥストラ? これが、俺のデウス・エクス・マキナ」「すごく…一撃必殺です…」「……ツッコまないなら“突っ込んでた”と見做すよ」とかオフィシャルで言わせんなwww
マキナも、やっと喋ったかと思ったら「続きも繰り返しもありはしない。妙な期待はしないことだな」とか、微妙に(2年前の怒りの日的な意味で)メタな発言はしないで欲しい(苦笑)。マキナがマイクに幕引きの一撃を与えて完全破壊しちゃたところで、明日(もう今日だけど)のザミエル(エレオノーレ)に続く。



つーか……配布当日の12時を過ぎたのにパッチのフライングがなさげなのは、本当に18時まで公開させないような縛り入ってるのかもしかして。ええい余計なことしやがって本当に。ミラーサイト管理者のTwitterとか眺めていてもそれっぽいし、なんでこういうことするかなぁ……。18時ジャストに公開じゃどうやっても今日中にプレイ出来ないじゃないか。

『Dies irae ~Acta est Fabula~』 TECH GIAN & PUSH!! 収録体験版

本日発売のTECH GIANPUSH!!に、『Dies irae ~Acta est Fabula~』の専用体験版が収録されていた。
だが、本編の内容は既に公開されているWeb体験版の内容と変わっておらず、3章(首狩り魔事件終了)までしかプレイ出来ない。何が専用なんだろうと調べてみたら、以前に書いた3章終了後のメルクリウスの語りによる予告デモのところ、テロップと一部音声データだけが隠しで収録されていたベアトリスとルサルカのプレビューが、玲愛(黄金の礎)の次に追加されているようだ。ちなみに、TECH GIANはベアトリス、PUSH!!はルサルカの内容が収録されている。

凛々しく格好良いベアトリスもいいけれど、ルサルカの慟哭は切なく悲しそうな内容で、あまりルサルカは好みじゃない自分ですらグラグラと来た。これはファーブラ発売後に新装版で下げた評価を取り戻すことが出来るかもしれない。木村あやかの演技にも期待だ。

(以下、『Dies irae ~Acta est Fabula~』専用体験版のネタバレを含みます。閲覧注意)

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Dies irae ドラマCD 『Die Morgendammerung』

ディエ モルゲンデンメルング / 黎明

2008年8月に発売されたDies iraeのドラマCD第2弾は、今までのオマケ的なショートサイズではなく“正田崇の新規書き下ろしシナリオで、聖槍十三騎士団創設以前の前史が描かれる”と大々的に銘打たれたフルサイズの新作だった。
当時は完全版についての情報が皆無だったため(製作再開の本格的な情報が出てきたのは2009年に入ってから)リリース前は「ドラマCDなんて作ってる暇があったら正田は本編のシナリオを書け」とか「螢・玲愛ルートは幻のままで、このままドラマCDでお茶を濁すんじゃないか」などと言われていた。だが、いざ発売されてみると「ムカつくことに面白い」「なんでこのクオリティで本編(07年版)を書けなかったのか」「正田はやれば出来る子だった」「Gユウスケ良い仕事しすぎ」と高い評価を得、完全版発売に希望を繋ぐ結果となった。今から思うと、これは完全版のプロジェクト始動前に、正田崇のリハビリの役割を果たしてもいたのかもしれない。

(以下、ドラマCD『Die Morgendammerung』のネタバレを含みます。閲覧注意)

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『Dies irae ~Acta est Fabula~』 カウントダウンボイス 7日前 & 6日前

発売カウントダウンボイス

『Dies irae ~Acta est Fabula~』発売前企画として、ベアトリスラジオVol.2が公開されるのと時を同じくして、カウントダウンボイスも開始された。

まず、7日前はファーブラからの登板となる屑兄さん櫻井 戒からスタート。サイトにサンプルボイスとかが無いから音声はこのカウントダウンボイスが初公開となるんだけれど、声がイケメン優男すぎて吹いた。あまりに良い声すぎて濡れそう。この美声で「僕は、屑だ……」とかのたまったり黒円卓の聖槍を担ぎ出すのはどんな光景になるのか想像が付かないんですけど。
本編との絡みで気になったのはベアトリスとの関係についてボカした答えをしていたこと。考えてみるとベアトリスとは実年齢で半世紀以上の差がある訳で、もしかすると生まれた直後からベアトリスに知られているかもしれない。プレムービーver.2での「ああ、昔から変わらないね。僕がこんなことを言うのは、生意気かな?」「そうね、まったく偉そうに」という遣り取りも合わせて考えると、一般的な恋人の間柄ではない可能性も高そうだ。その辺の真相は螢ルートに期待か。

ついで6日前の担当は、クンフトで部分的に出演してはいたものの、本格参戦は今回からとなるベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン。マイクを受け取った戒に対して「相変わらず陰気な感じでどうしようかと思った」だのとボロクソに語っていてちょっと笑い、しかしその語り口の端々から感じ取れる心安いニュアンスにはニヨニヨとさせられた。
それにしても自分で“永遠の十代”だの“黒円卓の良心かつ清涼剤”だのと自称するなんて、本当に良い性格をしているキャラだ。しかもそれがあながち間違っていないのが困る。この後に続く面子が洒落にならないって言ってることから、控えているのは三騎士(マキナ・ザミエル・シュライバー)、イザーク、メルクリウス、ラインハルトの5人かな。獣殿は12/25に合わせてメリー・クリスマスと祝福してくれるかもしれない。蓮たち主人公サイドはクンフトの時のカウントダウンボイスでやっちゃってるから、今回はなさそうだ。

明日の更新では、ベアトリスが手渡ししたくない(=触れたくない)って言ってることから、シュライバーが来るかな。つーか、いくらイヤだからってマイク投げ付けるんじゃないw

『Dies irae ~Acta est Fabula~』 ベアトリスラジオVol.2 & パッチ公開延期

ベアトリスラジオ Vol.2


定例の『Dies irae ~Acta est Fabula~』週末更新は、ラジオというよりはミニボイスドラマという感じになってきた「ベアトリスラジオ」の第2弾とカウントダウンボイス(これについては次のエントリで)が公開。

ベアトリスラジオの第2弾は、前回に引き続き、新装版香純ルートED後のグラズヘイム(ヴェヴェルスブルク城)における聖槍十三騎士団の愉快な面々のその後についてのレポート。(前回の流れのままに)マキナとシュライバーが闘ってるところに乱入するヴィルヘルムは本当に愛すべき馬鹿だ。居残り組に「脳筋バトルジャンキー」だの「ヒャッハー(笑)」だの「作品が作品ならザコ」だのと好き放題言われているけど、本人はこれ心底幸せなんだろう。今回はザミエル卿が有無を言わせぬその迫力で全部持ってった気がするが、ここでも無自覚な恋愛処女っぷりを居残り組に散々指摘されているのは、本編でのリザやベアトリス(あと螢)との絡みがどうなるのか楽しみになってくる。そして期待を裏切らぬ我らがヒーロー・シュピーネさんは今回も最後で美味しいところをかっ攫ってくれる。素敵!
地味にグッと来たのは「玲愛に裁縫とか教えてあげたい」とか言ってるリザかな。本編ではそんな心暖まるようなことにはならなさそう(特に玲愛ルート)だから余計に。神父も含めて教会組の関係性にはなんらかの救いが欲しいんだけれど、「神父が救われる訳ないだろ」とか正田が言ってたし、無理っぽいよなあ……
このラジオの、本編の殺伐とした展開が嘘のようにほのぼのとした十三騎士団居残り組の会話は超楽しい。和む。本編のイメージを破壊するとか言われていたけれど、これはかなりの数が存在するであろう騎士団ファンにとってはむしろ待ち望んでいた展開のような気がするぜ。この手のネタは本編発売後のドラマCDとかファンディスクでやりそうなもんだけど、それを発売前企画で出してくるってのはどうなんだろう(苦笑)。いや嬉しいけどさ。


で、そんな感じで盛り上がったテンションの高さを一息で叩き落とすかのようなこんなニュースが。

【アップデートパッチについて】Dies irae~Acta est Fabula~

本アップデートパッチは収録データ量が大きく、アップデートパッチ公開作業に時間を要する事となり
アップデートパッチ公開日を1日遅らせて12月22日18:00~に延期させていただきます。

お待ち頂いているユーザー様には、大変ご迷惑をお掛けする事となり、誠に申し訳ございません。

ふ ざ け ん な !
たかだか3日前じゃ早めのフライングとほとんど変わらねえじゃねえかよクソッタレが!っつーかゲーム本体は既にマスターアップしてるってーのに、そんなしょっぱい理由で一日刻みで延期してんじゃねーよ大馬鹿野郎!まあ2年前の惨劇があるからマスターアップしてもまだ何か(配送トラックの事故とか)あるだろうと想定してはいたけどな!こういうgdgdなところも含めてlightはどこまで行ってもlightだなあド畜生!都合5年くらい引っ張り続けてきた作品の最後の最後のシメで、地に堕ちたブランドの評価をやっと回復できるかもしれない天王山で、なんでこんな馬鹿みたいなオチ付けるかなぁ? ああもう今からでもいいから前言撤回してさっさと21日に公開しろっつーの。

Dies irae ドラマCDパート 『Anfang』

Dies irae サウンドトラック 『ein jagen Nachtmusik』

2008年5月に発売された07年版Dies iraeのサウンドトラックには、ボーナストラックとして正田崇書き下ろしのドラマパート「Anfang」が収録されている。完全版制作告知は08年の早い段階であったもののその後の情報が続かなかったので、実在が疑われていたシナリオライター・正田崇による新規ドラマパートが収録されているというのは当時それなりの驚きだった。
サウンドトラック本体の感想は以前にもすこし書いたので、今回はドラマCDパートについてのみ語る。

(以下、ドラマパート「Anfang」のネタバレを含みます。閲覧注意)

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Dies irae ドラマトラック 『~1945・完全版~』

Amazon.co.jp: Dies irae ~Also sprach Zarathustra~ Einsatz: ソフトウェア

怒りの日が巻き起こった後の08年1月にリリースされた、榊原ゆいが歌う主題歌「Einsatz」のマキシシングル。イメージソング「Shade And Darkness」と共に、最初のドラマCD『Wehrwolf』のボーナストラックとしてWebサイトからダウンロード可能なドラマトラック「ボーナストラック ~1945~」の“完全版”が収録されている。今回はボーカル曲について述べることは避け、ドラマパートについてのみ言及することにする。

(以下、ドラマCDパート『1945(同・完全版)』のネタバレを含みます。閲覧注意)

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Dies irae ドラマCD 『Wehrwolf』

Diesirae ドラマCD 『Wehrwolf』
Amazon.co.jp: Diesirae ドラマCD Wehrwolf: ソフトウェア

『Dies irae ~Acta est Fabula~』のパッチ公開をいよいよ数日後に控えてテンションを高める必要があるので、久し振りにドラマCDを聴き返した。もう何度も聞いた内容ではあるが、意外とディエスのドラマCDを検索してウチみたいな場末のblogに辿り着く人も多いみたいなので、ちょっとした感想を書いてみることにする。


一番最初のドラマCD『Wehrwolf』は07年版の発売前(07年1月)にリリースされた、本編のプレゼン的なドラマCD。この頃はもっとピュアな気持ちで発売を待ち望んでいたはずだが、今となっては遠い過去のようだ。

(以下、ドラマCD『Wehrwolf』のネタバレを含みます。閲覧注意)

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